R4.11.19 大人向け環境講座

R4.11.19 (大人向け)わが家の温暖化対策

【文・写真=ろいっこSDGs:杉井】

11月19日(土)に高南コミュニセンターにて【出前ECO教室】「わが家の温暖化対策」を開催しました。講師は、市民環境ネットふくろい「エネルギー環境部会」部会長の楠清尚さんでした。

今回は大人向け企画として、「地球にも、家計にもやさしい」エコ活として、特に家電の省エネについて学びました。

一般家庭からの二酸化炭素排出量の約半分(48%)は電気だそうです。その電気使用量を減らすとどのくらい二酸化炭素の排出を減らせるのか?しかも、どのくらい光熱費を節約できるか?ということを意識しながら、様々な省エネアイデアを学びました。

でも、使いたいエネルギーを我慢して減らすのはなかなか難しい.という場合に使用する時の工夫を以下に説明します。


1.エアコン : 家庭で最も電気を使用します
■日除けや断熱フィルムなどで、部屋の断熱をしっかりする。
■夏、部屋に1人でいるときはエアコン設定温度は高めにして、扇風機を近くに置く。(近くに置くことで風で体感温度が低くなる、空気を室内で循環させる)
■使用しない時は待機電力をカットする。


2.冷蔵庫 : 2番目に電気を使用
■冷えやすくするため、物を一杯に入れない。庫内に冷気が通る空間を作る。
■冷気を逃がさないため、ドアを開閉する回数を減らす。開ける時間を短くする。
■設定温度を適正にする。設定強→中

3.照明器具 : 3番目に電気を使用
■一番数が多いため、使わないときはこまめに消灯する。
■LEDに変更する。蛍光灯と比較し消費電力1/3,寿命6倍。
といった方法もあります。

手軽にできて節約効果も高い対策の1つは待機電力の見直しです。「地味だけど意外と効果が高い」そうです。旅行や帰省でしばらく家を空ける時にコンセントを外したり、節電スイッチを使うなど、ちょっとした心掛けでできる対策も学びました。

新しい省エネ性能が向上した家電の買い替えという対策については、環境省のホームページに掲載されている「しんきゅうさん」を実際に使って、古い家電を新しい家電に買い替えた場合の電気代の差をチェックしてみました。参加者の中からは「へぇ~」と歓声があがった結果も出ました。

同じ家電でも製品によって省エネ効果がかなり違ってくるようなので、買い替え時には省エネ性能をしっかりチェックした方が良いようです。

エアコンは7年前と最新の機種を比較すると、年間使用電力が約8%減少し、省エネ性能が向上しています。

特に冷蔵庫は24時間365日使用するし、近年の製品は省エネ性能が大幅に高まっている製品が多いようなので、買い替え効果が高いようです。

照明器具では、蛍光灯を使っている場合はLEDに変えることで大幅に省エネできるようです。買い替え費用も3年くらいで元を取れるかも?!

講座の最後には、参加者同士で各家庭の省エネアイデア交換をしました。特にこれからの寒い季節に向けて防寒対策の話題で盛り上がりました。

■体幹改善用の厚底スリッパが足元断熱にバツグン
■○○社の6層ラグマットがとても暖かい
■カーテンよりもブラインドが断熱効果高い

などなど。

1つ1つの対策効果は小さいかもしれないけど、まずは自分が無理なく取り組める方法を探しながら、少しずつでも地球にやさしい方法を取り入れていきたいと思いました。