R4.7.22「ごみの資源化」講座を開催しました
前半:袋井市環境政策課による「出前ECO教室」
後半:ろいっこSDGs(杉井)による「植木鉢で生ごみ処理体験」
【文=学生ライター:村松駿】
【補足=ろいっこ:杉井弥生】
7月22日金曜日に袋井西コミュニティセンターで袋井市内の子供8人が参加してろいっこSDGsの夏休みの環境講座が行われました。
前半は、袋井市役所環境政策課の職員二人から「ごみを資源に、1R+3Rって何?、温暖化と私たちの生活」について学びました。ゲームや工作などをやりつつ楽しく学べるように話してくれました。子供たちは前に職員の方とは学校で会っていたみたいで顔見知りでした。
最初に簡単な交流をした後、ごみの分別ゲームをやりました。
袋井市ではごみの資源回収が13個に分かれています。実際に13個のブースを用意して、ごみの写真を見せて、どれに当てはまるか当てるゲームでした。子供達は写真を見てすぐに答えていて、大人に負けないくらい資源ごみの知識をもっていました。
(補足:通常は「資源ごみ」の現物をこども達が手に持って仕分けるゲームです。近年はコロナ対策のため、写真を見て答えるだけの形式となっています。)
ごみによっては見分け方が難しいものがあるのでその見分け方、ごみの捨て方なども一緒に学ぶことができました。
袋井市では今年から雑がみの回収が始まりました。雑がみは回収してトイレットペーパーになることを話していただき何のために回収をしているかわかりやすく説明してもらいました。
その他に、袋井市が取り組んでいる、リデュース、リユース、リサイクル、リフュースについても一つずつ説明してもらいました。ごみを減らすリデュース、使い続けるリユース、再利用するリサイクル、そして最近できて聞くようになった、ゴミになるものを断る、買わない、もらわないリフュース。子供達にとっては初めて聞く言葉だったかもですが、これからのごみ問題にとても大切な事なのでこの4つは覚えてほしいです。
次に雑がみを使った袋作り体験をしました。使うのは雑がみとのりだけで職員の方が作ったわかりやすい作り方の紙を見ながらみんな真剣に取り組んでいました。早い子は5分くらいでできていてみんな楽しそうにやっていました。家でも作れるのでぜひ家の人とも作ってほしいです。
(補足:小学生に雑紙袋づくりを指導すると、たいていは袋をかぶって遊ぶ子がいるそうです(笑))
そのあと、地球温暖化の話を聞きました。
地球温暖化は二酸化炭素が原因です。
日常生活で多くの二酸化炭素が出ていることをどの場面で出るか具体的に教えてもらいました。
それを踏まえて今日からできる地球温暖化対策について考えました。
子供の意見としてさっき学んだごみを減らす(燃やすもの)などの案がでました。その他に冷蔵庫の開け閉めを短時間で行う、シャワーや水道で使っていない時は止める、短縮するなど今日からでもできることをたくさん教えてもらいました。自分ができることを一つでもいいからやってそれを続けることを職員の方と約束していました。子供達はメモを取ったりして、地球の問題でもある地球温暖化について真剣に話を聞いていました。この前半の部では、これからの日本の未来でもある子供たちに少しでもごみについて考えてほしいという思いが込められていたと思います。
休憩を挟んで後半の部に入りました。
後半は子供達が主体となり内容の説明やクイズの問題などを率先して出していました。
最初にSDGsクイズ4問やりました。選択肢がありましたが結構考えることができて初めて知ることもあり楽しく学ぶことができました。
そのあと「生ごみを土に変えよう!」というテーマでした。
女の子二人がホワイトボードを使って自分達で書いた絵をうまく使い生ごみを土に変える方法の説明をしてくれました。生ごみを土にするのには菌がとても重要で菌の力で土になります。
説明が終わったらすぐに体験に入りみんな一生懸命やっていました。
土を入れて生ごみを入れて混ぜるだけでできてしまうのでこれもお家でもやってほしいと思います。
子供達の実験の感想は、「これで生ごみが土になるなんて驚いた」、「やることは簡単でたくさんわかったのでいい勉強になった」などがありました。
今回の講座では子供達が積極的に参加してくれてとてもいいものになりました。ここで学んだことを忘れず他の友達に教えたり、これからの生活に取り入れてくれてくれればと思います。
*
*