R4.8.26 わが家の温暖化対策

【文・写真=ろいっこSDGs:杉井】

8月26日(金)に高南コミュニセンターにて「出前ECO教室:わが家の温暖化対策」を開催しました。講師は、市民環境ネットふくろい「エネルギー環境部会」会長の楠清尚さんでした。

市民環境ネットふくろい「エネルギー環境部会」さんのご紹介はこちら:
https://29roikko.net/interview/fukuroi-energy/

今回の講座では、二酸化炭素が地球温暖化の原因となるメカニズムも学習するとのこと。燃焼による二酸化炭素発生のイメージをつかんでもらうため、まず最初に(ろいっこSDGs企画として)「原子モデルゲーム」を行いました。

この「原子モデルゲーム」は掛川の(株)キャタラーさんが作ったカードゲームです。子供達に大好評で、なんとなく原子記号のイメージもつかめたようです。

【補足】
原子モデルカードゲームは“キャタラーが「理科キライをなくしたい!」との想いから開発したオリジナルカードゲーム"だそうです(https://www.cataler.co.jp/news/20201014/より)。

元素記号を組み合わせ化学式を作り出し、得点を競うカードゲーム。最近は製造元の会社さんから同様の商品が市販されているようです:https://www.kyouzai-j.com/blog/2014/08/post-388.html

さて、

こちらは空気やガスを表した化学式です。

カードゲームでつかんだイメージと合わせて、先生お手製の原子モデルを動かしながら、難しい化学式のお話しも興味津々に聴いていました。

二酸化炭素についての理解を深めたところで、二酸化炭素が地球温暖化の原因となるメカニズムを学びました。二酸化炭素の発生量が適度であれば、自然の循環の中で吸収されて温暖化の原因にはなりません。

でも、もしこのまま温暖化が進行したらどうなるか?
環境省の「2100年 未来の天気予報」を視聴しました。

(webサイト上で無料で視聴できる動画なので、ぜひ皆さんも視聴してみてくださいね)
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/

2100年は、今10歳の子供達が88歳になる頃です。
子供達は「私達はまだ生きてる可能性が高いよね?」「(こんな天気になったら)ヤバいよね~」などと言いながら視聴していました。

2015年の国連会議で温暖化対策について採択された「パリ協定」では、世界全体の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑えることが目標とされました。この「2100年 未来の天気予報」では、1.5℃の目標を達成できた場合とできなかった場合の天気予報がニュース番組で伝えられます。

こんな2100年が来たら大変!!

ということで、
最後に各自「ぼく・わたしの行動宣言」を考えました。

■電気の点けっぱなしなど無駄にエネルギーを使わない。
■待機電力を使わないように工夫する。
■メディアを視聴する時間を考える。
■物を大切にする
・ごみを分別して捨てる。
・リサイクルやリユースをする。
・物を作る時(買うとき)に捨てる時のことまで考える。

最後の質問コーナーでは、なぜ節水が省エネになるかという質問が出ました。
給水所からパイプラインで水を運ぶために電力を使うので、節水も省エネになると学びました。

子供達自身が省エネを心がけるだけでなく、家族みんなで、社会全体で省エネできるように、ぜひ子供達から働きかけて欲しいです!!

講師のスライドより