R6.8.8 線状降水帯とは?
8月8日(木)に高南コミュニティセンターにて、市民環境ネットふくろい ・エネルギー部会の楠清尚会長を講師にお迎えして、「環境課題で自由研究:線状降水帯とは?」講座を開催しました。
近年、線状降水帯による大雨の被害が増えています。
袋井市や隣の磐田市でも河川が氾濫しました。
線状降水帯とは、次々とできる積乱雲が列を作り、数時間にわたり同じ場所を通る現象です。これは線状の形状をしており、長さが50~300km、幅が20~50kmの強い雨の帯になります。毎年、この線状降水帯が原因で大雨が発生し、大きな災害につながっています。
線状降水帯の例
天気について知ること、自然現象について知ることは、環境を守るための大切な第一歩です。
夏休みの間、天気や気温、湿度を測ってみたり、雲の形も記録してみましょう!
まず、袋井市でどれくらい雨が降るか調べるために、ペットボトルで作れる簡単な雨量計を作りました。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=udbn3T_bWV0
①ペットボトルの上部を3分の1くらい切り取って逆さまにします。
②①を下部にはめ込み、セロテープで固定します。
③目盛を貼り付けたら完成です。
(重しの代わりに水を少し入れるので、目盛を貼り付ける位置を工夫します)
(家に持ち帰ったら)目盛の0(ゼロ)の線まで水を入れて、水位の変化を観察します。
※満タンになった水を捨てるための穴を開けておくと繰り返し使えます。
また、気圧と天気との関係を調べるために、ペットボトルで作れる簡単な気圧計も作りました。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=5DQQ5AFGiqE
①雨量計と同様に目盛を貼り付けます。
②穴をあけたペットボトルの蓋にストローを差し込みます。
③ペットボトルの蓋とストローの差込口付近を油粘土で覆ったら完成です。
(家に持ち帰ったら)絵具を垂らして作った色水または有色のジュースなどを入れて、水位の変化を観察します。
みんな楽しそうに、真剣に、雨量計と気圧計を作っていました。
お家でぜひ観察を続けてみてくださいね!
もし私達が住む地域で線状降水帯が発生した時は、インターネットなどで詳しい情報を探して記録してみましょう。
線状降水帯ができたときは、安全を守るために情報を早く知ることが大切です。
どうして線状降水帯が起こるのか、まだまだわからないことがたくさんあります。
これから研究を続けて、もっとよくわかることが必要です。