R5.7.22 カードゲームでSDGs講座を開催しました

【文=ママさんライター:ナチュ楽♪】
【補足=ろいっこ:杉井弥生】
【写真=ママさんカメラマン:川畑久美子】

補足:皆様から頂いた参加費は、NPO法人サステナジャパン様をとおして沖縄の珊瑚植樹支援プログラムに寄付させていただきました。

令和5年度の「ろいっこSDGs夏休み環境講座シリーズ:Ecoっこ」の第1回目では、NPO法人サステナジャパン様を講師にお迎えして、SDGsや海洋プラスチック問題について学びました。

サステナジャパン様は、普段から全国の小中学校を対象とした環境教育を行ったり、マレーグマ保護プロジェクトやサンゴ保全プロジェクトを行ったりして、国内外でたくさんの方と地球環境について考えるプログラムを展開している団体です。

令和5年7月22日(土)袋井西コミュニティセンターで開催

環境問題はとても大きなテーマ
自分事として考えるのは、とても難しい課題です。
プログラム参加者は、カードゲームなどを使って、自分の立場から、どうしたら地球環境が良くなるかを考えます。

今回は海洋プラスチック問題について考えました。
便利で使いやすいプラスチックは、私たちの生活には欠かせませんが、同時にプラスチックのゴミの量も増え続けています。
参加者はそれぞれ、容器をつくる工場や洋服をつくる工場、役場職員やボランティアなど、企業や行政、環境保護団体などの役になり、個々に与えられたゴールを目指し、3年後、5年後、8年後、10年後の地域がどのようになっているかをシミュレーションしていきます。
例えば、容器をつくる工場であれば、「かんたんつめかえ容器をつくる」といった課題が与えられます。かんたんつめかえ容器をつくるには十分な技術力も必要です。そして、つくることができたとしても、「市民意識」は高まるけれども、容器はプラスチックなので「ゴミ」は増えてしまいます。


ゲームの進行と共に、「市民意識」「技術力」「便利さ」「ゴミ・汚れ」といった地域全体の状況も変わっていくので、それらも考慮しながら、社会全体がパートナーシップを組んで課題をクリアしていく必要があるということに気がつきます。


今回は、「市民意識」「技術力」「ゴミ・汚れ」は減らすことができましたが、「便利さ」が失われてしまいました。


子どもから大人まで幅広い世代が一緒になって、SDGsや環境問題について楽しく学べる、とても有意義な講座でした。