ふくろい再エネを進める会

【投稿者:ろいっこSDGsが取材してご紹介します】
【講演会レポート:ろいっこSDGs高校生ライター(わらび)】

2022年1月に発足した「ふくろい再エネを進める会」さんは、地球温暖化防止・脱炭素社会実現を目指して定期的な学習会を重ね、学習会の成果をもとに市民向けの講演会を開催したり、市・議会・事業者への働きかけを行うなど活発な活動を展開しています。

「ふくろい再エネを進める会」ホームページ:
https://yukeio2002.wixsite.com/my-site

2022年12月には同会主催の第一回市民講演会が開催されました。
ろいっこSDGs取材メンバーの高校生ライターわらびさんから届いたレポートをご紹介します。

12/10に袋井東コミュニティセンターで環境講座が開催されました。

袋井市は現在、エコなまちづくりを目指して動き出しています。令和4年2月1日に「ゼロカーボンシティ宣言」をし、その活動の一環として開かれたのが、この講座。定期的に有識者を招いて講演会を行うそうです。

その記念すべき第一回市民講演会でお話ししてくださったのは、ふくろい再エネを進める会の会長をされている大場正春さんです。

今回は「地球温暖化の現状と2つの未来 運命の分岐点はすぐそこに」という題名でお話しいただきました。

ところで、皆さんはどれくらい地球温暖化について知っていますか?各地で気温が上がったり、海水面が上昇したりしているという話は耳にしたことがあると思います。実は、気温の低下も温暖化の影響の一つなんだそうです。

そんな地球温暖化の原因は、人間活動による二酸化炭素などのガス。熱を溜め込むガスが増えると、温度の均衡が取れなくなってしまうんだそうです。

他にも、森林や海、サンゴ、永久凍土は空気中のガスを自身の中に固定する働きがあり、気温が上がってこれらが損なわれると、貯蓄されていたガスは一気に空気中に放出され温暖化は爆発的に進む可能性があるそうです。ロシアでは永久凍土が溶けて、そこに含まれていたメタンが一気に放出して爆発が起き、クレーターのようなものができた事例もあるんだとか。

温暖化は、私たちの行動で影響を最小限に抑えることができます。世界では2050年までに地球の平均気温を産業革命前の1.5℃までに抑えるという目標を掲げており、この目標は紛れもなく私たちが達成していくもので、今、この瞬間に私たちが行動を起こさなければならないと大場さんは言います。

そのために私たちは何ができるでしょうか?省エネ・節電などは皆さんも思い浮かぶと思います。大場さんはさらに地方公共団体や国で一体となって取り組む重要性を述べます。私たちが個人で行えることは残念ながら微小なことに過ぎません。再生可能エネルギーへの転換と節電など、地域の行政・住民が一体となって初めて、大きな効果を発揮できるのではないでしょうか?

地球温暖化について正しい見解を持った上で出来ることを探し、行動していくことが大切だと感じました。かけがえのない地球、皆さんも共に守っていきましょう!

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追記(by ろいっこSDGs代表 杉井)

R5年2月4日(土)には飯田哲也さんを講師に招いて第2回講演会が行われます。


講演会の動画をYouTubeで見ることができます:
https://www.youtube.com/watch?v=pV4lYcZa6ng

飯田哲也さんは再生可能エネルギー普及に関して、国内外で第一人者として活躍しておられ、国の政策立案や地域の先進プロジェクト推進に大活躍しておられる方で、東奔西走して再生可能エネルギー普及のために講演していただいています。当日も袋井で講演を終えた後、すぐに次の講演に向かわれるそうです。そのような方の講演なので、一人でも多くの人にお話を聞きに来ていただきたいとのことです!