R5.8.22 常盤工業ZEBオフィス探検

【文=杉井弥生】
【写真=ママさんカメラマン:川畑久美子】

8月22日(火)、バスに乗って浜松市の常盤工業さんのZEBオフィス見学に行きました。

ZEB(ゼブ)というのは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称です。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできなくても、省エネによって使うエネルギーをへらし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができる建物のことです。

常盤工業さんのオフィスには省エネの工夫がたくさんあります。例えば、この日使用されていた冷房は地下水という自然の力を利用したものでした。エアコンのような風当りや音の不快感がなく、とても快適でした。子供達は地下水利用の冷房装置を直に触らせてもらい、冷たさを実感していました。

室温調節は冷暖房システムだけでなく、断熱材による効果がとても高いそうです。(グリーンカーテンやルーバーや屋上緑化なども設置されていましたが、一番効果的なのは断熱材だそうです)

また、地下水は飲料できるレベルで綺麗な水とのことで、今後は災害時の給水利用ができないかと検討されているそうです。子供達は冷たい地下水を触らせてもらって楽しそうでした。

暖房には太陽熱を利用したり、太陽光パネルによる発電設備も完備されていました。
室内では自然光を取り入れて照明を節約するための窓の配置や、職員さん達のデスクや休憩所(一般の方も利用できる!)など、SDGsの観点から様々な工夫がされていました。

最後に、ワークシートにシールを張りながらオフィス見学を振り返りました。
質問タイムにできなかった質問はアンケートに記入させていただき、後日子供達から寄せられた質問に対して大変ご丁寧なご回答メールもいただきました。

体験をとおして学んだことは、子供達の心に深く残ることと思います。
大人も子供も、ワクワク楽しく学べる機会をいただきありがとうございました。