R5.7.30 自然~くらし~小さい農業(藍染体験)

【文=ママさんライター:ナチュ楽♪】
【写真=杉井弥生、ママさんカメラマン:川畑久美子】

7月30日(日)に協働まちづくりセンター「ふらっと」にて、ユニバーサル農業研究会@ふくろい様を講師にお迎えし、自然と共生をテーマに環境講座を行いました。

前半は、自然と共生社会を目指した暮らしや、暮らしから生まれる小さい農業のお話を聞きました。

「自然」って何だろう?
北海道の色とりどりのラベンダー畑や農村風景の写真がスクリーンに映し出され、皆んなで考えました。
「色とりどりのラベンダー。これは自然?」
「遠くの山には雪があるね。これは自然だよね。」
「四角く綺麗に並んでいる田んぼ。これは自然かな?」

☝️ここで少し雑学
明治時代、日本で初めて耕地整理が行われたのが、袋井市新池でした。
この偉業を成し遂げた名倉太郎馬の手法が全国に広がっていったそうです。
袋井が全国初ってスゴイですね!
もっと詳しく知りたい方は図書館やネットでぜひ調べてみてくださいね。

「小さい農業」とは、趣味や副業として、家庭菜園や市民農園などでこじんまりと野菜作りをするような農業を言います。「自然」を大切にして、自分たちの「暮らし」の中に農的な生活を取り入れていこうとする考えが「小さい農業」です。

そして後半は、今回の講座のメイン、藍染体験!
藍染とは、「藍」という植物を原料にした染色方法。昔から縁起の良い色として親しまれ、日本各地で神事だけでなく、普段使いの衣類や雑貨にも、今でも色んな物に使われています。防虫や飲料としても活用方法は本当に様々です。 Japan Blueと言って、日本代表の色にも使われていますね。
染料には、藍の葉っぱを乾燥→発酵→熟成させて作った「すくも」を使います。
発酵は10日ほど50度に保つ必要があり、水分調整などが難しく、手の感触で判断するため、かなりの慣れと勘を要するそうです。

今回は用意して下さった「すくも」を使いました。
熟成してできた「すくも」は、アンモニア臭がとってもキツかったです🤢
藍は化繊には染まらず、綿や絹や麻など、天然素材のものに良く染まります。

染めるのはとても簡単。

まず、輪ゴムを使ったり、ビー玉や割り箸を輪ゴムで包んだりして、思い思いに絞り模様を付けます。こういう時、子どもたちの発想力には、いつも驚かされますね!

さあ、いよいよ、染めていきま〜す♪

染液に5分浸けて、水洗いして、10分天日干し
↑これを2回繰り返します(回数が多いほど、濃く染まるそうです。)
最後に酢水で洗い、水ですすぎ、天日干しして完成🙌

とても素敵な藍染め作品ができました💙